景色さえ塗り替える豪雪の郷(くに)枯れた夢 纏いし樹々 羽根を休める雷鳥何処まで踏み往けども 色は咲かず古き記憶 熱き炎 白く白く解けてゆく天(そら)へ続く山の背 目標(めじるし)すら無いまま宵闇迫り 立ち尽くす日も抱えきれぬ痛みを 此の身に刻みつけたら前に前に 一歩ずつ 進めばいいここは白銀(しろかね)の世界降り積もる静寂の地喜怒哀楽 掬(すく)い集め 君を想う侘しさ 吹雪(ふぶ)く旅路の道無辺に蒔(ま)いた希望の種凍てつく風 悟りに導く吐く息が映し出す無垢な幻想(まぼろし)色とりどりの花びら 香り振り撒(ま)く果実歩みを止めたならば 終幕へと囁く声 戸惑う鼓動 甘く甘く誘い込む答えの無い真実(real)と現実(いま)を引き裂かないで暖かな明日(あす)は その掌(て)の中笠に募る想いは 光と成り護るから恐れないで 一歩ずつ 進めばいいここは白銀(しろかね)の世界降り注ぐ哀惜(あいせき)の地過去も 罪も 拾い集め 包んでゆく雪解けを待つ花のように胸の奥で眠りし愛よ芽吹いて咲け 純白のままで哀しみに泣く夜も月灯りが 目映(まばゆ)いほど 君を照らす侘しさ 吹雪(ふぶ)く旅路の道無辺に蒔(ま)いた希望の種どんな風も抱き寄せ 進め