掲げた暴徒の剣と目に余る蛮行奪って喰らって感覚断線抱く信条も尊厳も願いも捨て去ってしまったアスラ元老の平穏に火を撃て明滅 略奪 凌辱 暴行四肢を剥ぐ音極刑 滑稽 黙契 混迷鳥葬 号哭と絶叫警鐘の中 参られた尊き説法よ祀れ法律 道徳 教鞭を打つ神の言葉と煌々 欲する 名誉と対価を正義と刑罰の名を持つ動物的本能解放美しい自由の姿がこれだ忌む現世の再構成を天庭の来光炎上狂い出したのは何だった吐く汚濁猛毒の腐海昇天をして ガルダと成る繰り返す輪廻と開闢濫觴星系の座標と番号この歌に意味なんて無いよいつか終わるのならばどうして謂れのない不条理と藻掻いて弱いからと不平等唱えて頭が悪いのでごめんなさい可哀そうでしょ ほら優しくしたんだからお代をくれ褒めてくれないなら友達じゃない言わなくても分かってるはずでしょう其れすらも総て時の中 揺蕩う数列も外側も愛も希望の歌も欲も自尊も遺伝子という聖書仕組まれた戦争金銭と情念で血を拭け誰でもいいから憂さを晴らしたい無敵の人だ老人 小人 狂人 病気そんなのもう関係無いぜ畜生と紛う其れを生んだお前も悪いってだがそれも冷たくなっていたが満たされることもなくだが辺獄で許される筈もないねえ なんで救済は来ないのなんで安寧は来ないのこんなに堕ちた世界もまだ平常運転の仕様だと言うの神様繰り返す憎悪と虐殺犯行思想と繁殖行動この空に意味なんて無いよ狂い 苦しむだけが僕らだ海底の反響を聞いてしまったそして生命の限界に気づいてしまったくだらない そう口では言えるが今もまだ心臓の音があること今この瞳で見てるものそれら全てが呪いだ逃げられると思うな逃げられると思うな