薄暗い灯りに照らされて少しだけ立ち止まった振り返るいつもの帰り道吸い込まれそうになった波を打つ気持ちと歩き続ける繰り返すこと できない黒い風に心ごとさらわれて空になりたい透き通る息を吐き出して真っ直ぐに歩みはじめる眠れない夜更けに 目を閉じて口ずさむ小さな歌胸の中にそっと鳴り響く柔らかな陽を待っている流れ星ゆっくりと 滲んで消えた潤んだ瞳 煌めく終わらない夢が音を立て僕をまた目覚めさせていく暗闇の中 手探りで目の前の明日を描いた想えば想うほど淡く募る切なさは何故だろう昇った光を集めてこの胸にいつも灯そう黒い風に心ごとさらわれて空になりたい透き通る息を吐き出して真っ直ぐに歩みはじめる