「ピアノ×フォルテ×スキャンダル」ありふれた私という協奏曲(コンチェルト)をなぞらえる日々それとなく指揮棒(タクト)に合わせれば保障(ほしょう)される調和(ハーモニー)ダウンビート割とストイックで古典的(クラシカル)な優等生でもアップビートはアドリブでいかなきゃ退屈でしょう楽譜(スコア)通りの日常に枯れゆくこの命ならばいっそ背徳の渦に溺れてしまいたいその指に光る愛の証さえ消え入りそうな程優しく囁いた言葉は禁断の小夜曲(セレナーデ)27時 瞳を閉じれば想うのはあなたの事ばかりそんなの良くないよだなんて友達は言うけれどそんな言葉じゃ私の渇きが潤うことなどはない可愛げ無い台詞で演奏(プレイ)が乱れだす散らばった秩序(スコア)の上ひび割れた愛が砕(くだ)け散るその前にキスで繋ぎ止めて回り始めた狂詩曲(ラプソディ)加速する愛のリズム 突き詰めて確かめ合うように今夜はフォルテシモでもいい強く強く抱き締めて重なり合うこの声は闇に溶けて消えていくからきっと大丈夫よ何も悪いことじゃないundefined